クレペリン

クレペリン検査とは

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性格検査には、その検査方法から大きく分けて、「質問紙法」「作業検査法」「投影法」の3つがあります。質問紙法の代表として、「YGPI®(YG性格検査®)」がありますが、「スーパークレペリン®」・「内田クレペリン検査®」は、作業検査法の代表として、両検査とも現在多くの企業や官公庁や学校などで利用されています。内田クレペリン検査は、ドイツの精神医学者エミール・クレペリン氏が行った研究理論をもとに、内田勇三郎氏がさらに研究を重ね、作業検査として確立されたものです。その2人の研究者の名前を取り、内田クレペリン検査と名付けられました。作業検査法の特長として、まず第一に、受検者の回答が歪曲されることが少ないこと、第二に、検査の実施が容易で、短時間に多くの受検者に対して検査が実施できることがあげられます。受検者は、検査用紙に並んでいる数字の計算を繰り返すだけですから、自分の回答を歪曲することが困難です。また検査の実施に必要なものは、検査用紙(計算用紙)と筆記具のみです。実施にあたっては、特別な知識や器具は不要ですから、誰でも容易に実施することができます。

検査の実施方法は、検査用紙に並んでいる数字を1段目の1行目の左端から順番に足し算をし、1分経ったところで2段目の1行目に移り、その左端から足算をし、また1分経ったらところで3段目の1行目に移ります。以下同様に号令に合わせて、1分ごとに段を変え、各段の1行目の左端から計算していくという作業を前半15分間(15段)、休憩を5分間挟んで、後半15分間(15段)繰り返す検査です。この作業終了後、各行の最後に計算された数字を前半後半それぞれ15個ずつ線で結ぶと、たいていの人は大体同じ様な経過の曲線を描くことがわかりました。 これを「作業曲線」と呼びますが、約1万名の作業量の平均を基本とした作業量の平均曲線をもとに、受検者の曲線を調べた結果、受検者の性格の違いによって、そこに描かれる作業曲線にもいろいろな特徴が見出され、その作業曲線の特徴が性格の特徴と結び付くことがわかりました。

作業量が多かったり少なかったり、作業をさせることによって生じる気分の変化、休憩をとることの効果、受検者自身の気持ちの気質特性など判断できるようになっており、描かれる作業曲線によって、情緒の安定性や仕事にかかるときの態度、仕事の乗り、周りの環境への変化に対する適応力など、受検者の性格や行動ぶりや知能など判断しようというのが、クレペリン検査です。

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